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ここがポイント

・男性でも乳がんになる。乳輪下のしこりには要注意
・日本人は「紫外線脅威論」に振り回されすぎでは?

 

 男性と乳がん

男は乳がんにならない、ほとんどの人はそう考えているのではないでしょうか。

しかし、それは間違い。

乳がん全体の99パーセントは女性ですが、残りの1パーセントは男性です。数は少ないながら、男性でも乳がんになる人がいるのです。とくに、60歳以上の高齢の男性や肥満している男性、また、何らかの理由で乳腺が発達してしまった男性などに発症する傾向があるとされています。

 

豊胸手術をしているニューハーフの人はなりやすいのか?

人工的につくったおっぱいが乳がんになるかどうかはさておき、ニューハーフの人は普通の男性よりもハイリスクだと思います。というのは、そういう方々は女性ホルモンを投与している可能性が高いからです。じつは、女性ホルモンのエストロゲンは、乳がん発症のリスクファクターになるのです。女性の場合、更年期障害の治療のために長期間女性ホルモンを投与していると、乳がんになる確率が高まるとされています。ですから、女性ホルモンを投与しているニューハーフの方も、用心しておいたほうがいいのです。

乳がんでいちばん気をつけなくてはならないのは「しこり」です。それは、男性も女性も変わりません。ただし、男性の乳がんの場合は、乳輪の下にしこりができて発見されるケースが多いとされています。「男なのだから乳がんになるわけないだろ」というような先入観で頭の中が固まっていたら、もし胸にしこりを感じたとしても、問題にせずに見逃してしまうかもしれません。女性はもちろんですが、男性も注意も払うようにしましょう。

 

紫外線と皮膚がん

最近、日光を浴びることにナーバスになっている人が多い気がします。お天気のいい日は、どこへ出かけるにしても日傘を差し、帽子を目深にかぶり、サングラスや手袋まで着用して徹底ガードする。とくに肌を気にする女性にそういう人が増えてきました。

「日光を浴びると肌の老化がはやまるっていうし、紫外線を浴びすぎると皮膚がんになりやすいって言われているし、おまけにオゾン層が破壊されて紫外線の破壊力はますます強くなっているらしいし…」だいたい、そんなところが理由でしょう。

たしかに、おっしゃる通りです。日光の紫外線を浴びすぎるのは、肌の健康によくないことですし、皮膚がんにつながる可能性があります。しかし、いささか、神経質になりすぎではないかと思います。

なぜなら、日本人をはじめとしたアジア系の民族は、比較的肌が強いほうだからです。皮膚がんの患者にしても、アフリカ・アジア地域ではごく少数しかいません。それに、そもそも「紫外線の脅威」というのは、肌の弱い「白人向け」のメッセージなのです。

アメリカやオーストラリアなどでは、皮膚がんはもっとも多いがんのひとつです。ただ、彼らのルーツを辿れば、ヨーロッパの北のほうから来た民族であり、もともとメラニン色素が少なくて肌の弱い体質の人々です。しかも、北ヨーロッパでは、短い夏に日光のありがたみを味わうために、昔から「日光浴」の習慣を大事にしていました。

そういう日光の本当の怖さを知らない人々が、さんさんと太陽が輝く土地に移住してきたわけですから、無防備に肌をさらして紫外線を浴びていれば、当然肌トラブルを起こしやすくなりますし、皮膚がんを発生しやすくもなります。それで、その反省として「紫外線は怖い」「日光を浴びすぎちゃいけない」ということが、声高に叫ばれるようになってきたということです。

ですから、こういう「白人向け」の日光脅威論を、私たち日本人がそのまま額面どおりに受け入れて怖がるのはいかがなものだろうという気がします。つまり、紫外線の浴びすぎが健康上よろしくないのは事実なのですが、何もそこまで怖がることはないだろうと思うのです。

日光を浴びることはビタミンDの合成に不可欠ですし、あまりに日光に当たる時間が短いと、うつ病などの精神的トラブルを招く恐れもあります。要は程度問題であり、日焼けをするほどたくさん日差しを浴びなければいいのです。

必要以上に怖がらず、お天気のいい日は、たまにはお日様の光を気持ちよく吸収するのもいいのではないでしょうか。

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